| 名所<宇治川の宿> |
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<世界遺産 平等院>
宇治橋の西詰め、川の上流へと伸びた平等院表参道の両側に名産宇治茶を商う店が南に続いて、行くほどに名にし負う平等院の境内に入る。
新宝物館<テンプル・ミュージアム> 2001年春開館予定!
永承7年(1052)宇治関白藤原頼通のはじめに巨刹である。
今は亡き本堂の本尊は大日如来であったらしい.川に面した高い提がさえぎっているから直接には美しい清流を見ることはできないが、もともとこの提はなかったものとしての平等院を理解する必要がある。
鳳凰堂(現存)の名で知られる阿弥陀堂はこの寺草創の翌年に造立供養が行われ、観音堂(現存・釣殿)、法花堂、五大堂、塔、円堂、不動堂、鐘楼(鐘現存)、最勝院(現存、天台宗)、浄土院(現存、浄土宗)などつぎつぎに寺観を整えていったのであるが、兵災避けがたく現存最古のものは鳳凰堂だけ,釣殿は鎌倉時代、浄土院と最勝院には桃山時代の遺構が見られる程度である。そのかわり残っているこれは、鳳凰堂を筆頭に屈指の誇りを示す。
壇上積みの石基壇上に入母屋造り本カワラぶき、3間に2間、それに裳階がついているから、一見、重層5間に4間のお堂。珍しいのは左右に翼廊を張り出し、その廊両端に楼閤をのせて前方に曲折し、一方、堂後にも一直線の後廊が突出していることである。この素晴らしい効果的な平面企画の源流が何にあるかは、なおよく研究されねばならぬ。
しかし、その典雅にして華麗なる「藤原時代」をもし形に現すとすれば、おそらくこうした建築以外に適当な方法がなかろうと思われるほどの美建築であって、ただ、その造型企画に驚くばかりである。
堂内は拭板敷きのすっきりした感じ。扉の八双金具や出入口蹴放の掛金具など、うっかり見のがすほどの所にも繊細で優美な神経をとぎすませてのデザイン、さすがとうなずかされる。折上組格天井、そこに燦然たる天蓋、仰ぐ小壁の雲中供養仏、須弥壇の豪華さなど、およそ美術・工芸に縁のないものでもこれほどのお堂に入れば、声をひそめて感に堪えざるを得まい。
平等院は、平成6年12月世界遺産に登録され現在は、平成14年(2002)のそうけん950年にむけて、平安期の庭園の復元と新宝物館の建設が進められている。
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