日本の伝統と旅館

日本の伝統と旅館

日本の文化と伝統をご宿泊の皆様に少しでも感じていただけるよう、当館では創館以来日本の「心」を大切に守り続けています。

畳の歴史と和の心
畳は1300年の歴史をもち、日本の気候風土に最も適した住まいの調度品です。
日本人は気持ちのこまやかな民族です。それだけに、いたわりの気持ちから感触の柔らかな弾力性のある「畳」というものが好んで使われ始めました。
日本の文化は、古来中国大陸を経て伝わったものが多いのですが、畳は大和民族が生み出した我が国固有の敷物です。
ゆったりとくつろげて、フローリングでは味わえない「感触」、「適度の弾力性」が最大の魅力です。更に適度な保温性があり、そして気分をリラックスさせる独特の「匂い」のある床材です。
畳の部屋は実に多目的に使えます。幼児やお年寄りが転んでも柔軟性があるので安心、ひとときのごろ寝で疲れを癒してくれますし、座卓ひとつで応接間に、布団を敷けば寝室にもなります。
日本においても西洋風のホテルが立ち並ぶ中で、当館ではこのような「和の心」を大切に受け継ぎ、お客様が心からくつろげる空間をほぼ全室に渡ってご用意しております。


畳

布団の歴史と和み

布団
日本における布団の歴史は古く、江戸時代の浮世絵の中でも、掛布団、敷布団、枕、座布団と現在と同じ形状、形態の寝具を見つけることができます。
これは、部屋の中では靴を脱ぐ生活習慣が日本において定着していたためと考えられます。
ヨーロッパ諸国では、靴を履いたまま部屋で生活をするなかで、ベッドや椅子が生まれました。
この様な生活文化のなかで、日本のふとんは世界に先駆けて作られ、工夫され、そして使われてきました。ふとんは、英語でも「FUTON」なのです。
布団は保温性が高く、とても軽量で肌触りの良いものが選ばれます。そして、日本人の安眠を長年に渡って守り続けてきた布団は、日頃のストレスや精神的な苦痛から私たちを開放してくれるのです。
当館にお越しいただいた皆様には最高級の布団をご用意し、旅の疲れだけではなく日常の疲れまで癒していただければと願います。

風呂と日本人
日本の風呂の歴史は538年の仏教伝来以後と言われています。
釈迦の「入浴による七病を除き、七福を得る」という教えから、各寺院が浴堂を建設。以来、入浴の習慣が始まったとされています。
このような経緯から、共同浴場という概念は浴堂で肩を並べあい、風呂に入るという習慣が受け継がれたものと考えられます。そして、日頃の出来事や噂話など、庶民の大切なコミュニケーションの場としても大変意義の深い場所であったと推測されます。
日本人は世界でも類をみない程の風呂好き民族です。
その背景には、日本の国土が豊かな水に恵まれ、天然の温泉も多数存在していることからも推し量れるでしょう。
風呂は旅の疲れを癒し、病より身を守る智恵として、日本人の生活に深く浸透していったものが現代でも受け継がれているのです。
当館では文化も国境も越えた一人の人間としての姿で語り合い、心も身体も癒せる大浴場を皆様に開放しております。


大浴場

食文化と職人
日本食
日本の食文化は、その豊かな土壌と地理的な恩恵から古来より豊富な食材に恵まれてきました。
そのため、日本の「食」に対する思い入れや創意工夫は各地で発達し、独創的で華麗な数々の日本料理を生み出してきたのです。
日本の四季と料理にも深い関係があります。とりわけ、その季節だけに採れる食材を"旬"のものとして調理する技術が発達し、特に素晴らしい技術をもった人は「料理職人」として尊ばれました。
職人となるには長年の年月と修行を要し、その中でも一握りの人にのみ許された特権なのです。
日本料理は味だけではなく、見ても楽しめる料理として知られています。それは、それぞれに意味を成した盛り付け技術もさることながら、それを十分に引き立てる漆器やお椀というまたそれぞれの「職人」によって作られた技術の集大成だからです。
当館は料亭旅館として、職人が織り成す日本料理を何よりもお客様に堪能していただきたいと考え、最高の素材と技術をご用意して皆様をお待ちしております。
食を通じて日本の文化にどうぞ触れてみてください。


静山荘

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